モバイルオーダーのメリット・デメリット|飲食店導入前に知っておきたいポイント
「モバイルオーダーを入れたいけれど、うちの店に合うのか分からない」「お客様に嫌がられないか不安」——導入前のそんな疑問に答える記事です。
店舗側・お客様側それぞれのメリット、デメリットとその対策、向いている店舗・向いていない可能性がある店舗まで、導入判断に必要な情報をまとめました。
モバイルオーダー導入のメリット・デメリット
モバイルオーダーの大きなメリットは、注文受付にかかるスタッフの業務を減らし、店舗オペレーションを効率化できることです。
一方で、お客様自身のスマートフォン操作が必要になるため、客層や通信環境、スタッフによるフォロー方法まで考えて導入する必要があります。
この記事でわかること
- 店舗側の8つのメリットとお客様側のメリット
- デメリット6つと、それぞれの対策
- 向いている店舗・向いていない可能性がある店舗
- 導入前チェックリスト10項目
モバイルオーダーを導入するメリット
1. 注文受付の負担を減らせる
注文受付をお客様のスマートフォンに任せられるため、スタッフが各テーブルを回って注文を聞き取る業務を減らせます。ピーク帯の「呼ばれても行けない」状態の解消につながります。
2. 人手不足対策につながる
注文受付が自動化される分、少ない人数でホールを回しやすくなります。求人難のなかで、今いるスタッフで営業を維持する手段になります。
3. 注文ミスを減らしやすい
お客様が選んだ内容がそのまま注文データになるため、聞き間違い・書き間違い・転記ミスが起こりにくくなります。作り直しによる食材ロスの削減にもつながります。
4. 追加注文しやすくなる
スタッフを呼ばずに注文できるため、「呼ぶほどでもないから我慢する」がなくなり、ドリンクやサイドの追加注文機会を逃しにくくなります。客単価の向上につながる可能性があります。
5. 多言語対応しやすい
多言語表示に対応したサービスなら、スタッフの語学力に頼らず外国人のお客様の注文を受けられます。
6. 注文データを蓄積できる
すべての注文がデータとして残るため、売れ筋・時間帯別の傾向・客単価などを分析でき、メニュー改定や仕入れの判断材料になります。
7. LINE・会員施策につなげられる
LINE連携型なら、注文をきっかけに友だち追加・会員化し、来店後のクーポン配信やステップ配信でリピーターづくりまで展開できます。
8. メニュー変更を反映しやすい
紙メニューの刷り直しが不要になり、価格改定や売り切れを管理画面からすぐ反映できます。
お客様側のメリット
スタッフを呼ばずに注文できる
忙しそうなスタッフを呼び止める気兼ねがなく、注文したいときにすぐ注文できます。
自分のペースでメニューを選べる
後ろで待たれることなく、ゆっくり選べます。グループでも各自が同時に選べます。
写真や説明を確認しながら注文できる
料理の写真・説明・アレルゲン情報を見ながら選べるため、初めての店でも注文しやすくなります。
外国語表示を利用できる
対応サービスなら、自分の言語でメニューを確認して注文できます。
| メリット | 店舗側 | お客様側 |
|---|---|---|
| 注文効率 | 注文受付業務を減らしやすい | スタッフを待たずに注文できる |
| 注文ミス | 聞き間違いなどを減らしやすい | 注文内容を画面で確認できる |
| 追加注文 | 注文機会を増やしやすい | 好きなタイミングで注文できる |
| 多言語 | 外国語対応を効率化できる | 対応言語で注文できる |
| データ | 注文・売上データを蓄積できる | ― |
モバイルオーダーのデメリット・注意点
1. スマートフォン操作が苦手なお客様がいる
高齢のお客様やスマートフォンに不慣れな方には、QR注文がハードルになる場合があります。
2. 通信環境に左右される
店内の電波が弱いと注文画面が開きにくくなります。地下や奥まった席は特に注意が必要です。
3. 接客機会が減る場合がある
注文時の会話がなくなる分、おすすめの提案や常連さんとのコミュニケーションの機会が減る可能性があります。
4. メニュー登録・更新作業が必要
写真・説明・オプションの初期登録には手間がかかります。日々の売り切れ処理などの運用も発生します。
5. POSと別システムだと二重管理になる場合がある
モバイルオーダーとレジが連携していないと、会計時の打ち直しや売上データの分散が起こります。
6. システム利用料がかかる
月額料金や機器代などのコストが発生します。削減できる業務時間との比較が必要です。費用の内訳はモバイルオーダーの料金・費用相場を見るで解説しています。
デメリットへの対策
| デメリット | 対策 |
|---|---|
| スマホ操作が苦手なお客様がいる | スタッフ注文も併用する |
| 通信環境に依存する | 店舗Wi-Fiや通信状況を確認する |
| 接客機会が減る可能性 | 商品提供時など別の接客機会を大切にする |
| システム利用料が必要 | 削減できる業務時間と費用を比較する |
| POSとの二重管理 | POS一体型・連携型を選ぶ |
いずれも「システム選び」と「運用の工夫」でカバーできるものがほとんどです。特にスタッフ注文の併用可否とPOS連携は、サービス選定の段階で確認しておきましょう。
モバイルオーダー・POSレジの導入をご検討中ですか?
サポデジ オーダーなら、QR注文からPOSレジ、予約、会員、LINE販促、売上分析までまとめて管理できます。
モバイルオーダーが向いている飲食店
- 注文回数が多い居酒屋・焼肉店・食べ放題業態
- スタッフ数を抑えて営業したい店舗
- 外国人のお客様が多い店舗
- 複数店舗を運営している店舗
- LINE販促・売上データ分析をしたい店舗
モバイルオーダーが向いていない可能性がある店舗
- 接客そのものを大きな価値としている高級業態
- スマートフォンを使わない客層が非常に多い店舗
- 注文回数が極端に少ない店舗(コース中心など)
- 通信環境が確保できない店舗
ただし、これらの店舗でも導入できないわけではありません。モバイルオーダー単独運用より、スタッフ注文との併用を検討した方がよい場合があります、という位置づけで考えるのが現実的です。
導入前チェックリスト
- 注文受付にどのくらい時間がかかっているか
- 追加注文が多い業態か
- スタッフ注文も併用できるか
- POSレジと連携できるか
- 多言語対応が必要か
- LINE・会員機能が必要か
- 売上分析が必要か
- 複数店舗で利用する可能性があるか
- 導入後のサポート体制は十分か
- 月額料金以外の費用も確認したか
モバイルオーダー導入で失敗しない選び方
デメリットの多くは、サービス選びの段階で回避できます。「スタッフ注文の併用」「POS一体型」「多言語対応」など、自店に必要な条件を決めてから比較しましょう。具体的なサービスの違いはモバイルオーダー6社の料金・機能比較を見ると飲食店向けモバイルオーダーおすすめ6選を見るで解説しています。
サポデジ オーダーならQR注文とスタッフ注文を併用
モバイルオーダーを導入しても、すべてのお客様にスマートフォン注文を強制する必要はありません。
サポデジ オーダーでは、お客様自身によるQRコード注文だけでなく、スタッフによる注文入力にも対応しています。
POSレジ、予約、会員・ポイント、LINE販促、売上分析、在庫管理、多店舗管理などもまとめて利用できるため、注文受付だけではなく店舗運営全体の効率化を検討できます。
よくある質問
モバイルオーダーの一番のメリットは何ですか?
注文受付にかかるスタッフの業務を減らせることです。ピーク帯の注文対応から解放される分、配膳や接客に人手を回せるため、少ない人数でも店舗を回しやすくなります。
モバイルオーダーを嫌がるお客様はいませんか?
スマートフォン操作が苦手な方には負担になる場合があります。スタッフ注文を併用できるシステムを選び、「スマホでも、口頭でも注文できます」という案内をすれば、無理なく運用できます。
モバイルオーダーを導入すると人件費は削減できますか?
注文受付の業務時間を減らせるため、人員配置の効率化につながる可能性があります。ただし効果は業態や運用によって異なるため、「必ず削減できる」とは言えません。削減できる業務時間とシステム費用を比較して判断しましょう。
高齢者が多い店舗でも利用できますか?
利用できますが、スタッフ注文との併用が前提になります。QR注文は使える方に使ってもらい、難しい方にはスタッフが対応する運用が現実的です。
モバイルオーダーとスタッフ注文は併用できますか?
併用できるサービスが多くあります。QR注文・スタッフ入力・ハンディの注文がすべて同じ注文管理画面に集約されるシステムなら、運用上の混乱もありません。
小規模店舗でも導入する意味はありますか?
あります。少人数運営の店舗ほど注文受付の省力化効果は大きく、専用端末不要のサービスなら初期費用も抑えられます。
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